030.啼いて許しを乞う
後ろから覆いかぶさられ、何度も突かれる。
逃げ出したくても逃げる事は出来ない。
「曹丕様。もう…、もう……。」
体の自由を奪われた司馬懿は言葉を発するしかなかった。
彼が出来る唯一の抵抗がそれだったからである。
しかし懇願された相手にしてみれば
言わせたかった言葉であり、
彼にとってはより気持ちを昂らせるに過ぎなかった。
「ふっ…。お前の上の口は嘘ばかりだな仲達。
こちらの口は私が突き入れる度に喜々として受け入れてくれるが…。」
そう言って曹丕は腰を使った。
突き入れる度に愛液が滴り落ち、
司馬懿のイイ所をじっくりと攻め立てる。
「んん…っ!お止め下さー…。」
懇願と共に涙が溢れてくる。
こんな風にされて感じる自分が情けないのと
感じ過ぎた為に流れる涙である。
そんな司馬懿の様を見て曹丕は司馬懿の耳朶を舐め上げた。
「嘘ばかり付く口は塞いでやろうー。」
そう言って曹丕は司馬懿の口に自らの指を入れた。
口では曹丕の指が舌に絡み付き、
耳からは曹丕の舌先が感じられ、何処も卑猥な音がした。
快楽に酔うとはこういう事かもしれないー。
と何度も達しながら思った。