05.その唇で痕を残して
甘い蜜を滴らせた先端を指で弄る。
堪えきれず三成は何度も液を漏らしては甘くねだった。
「曹丕…、あっ、あぁ…!」
巧みに指を使い、
三成がねだるがままの快楽を曹丕は与える。
震える胸の突起にも唇で刺激してやるー。
吸って、甘く噛んでやると三成はよりいっそう切なげな声を上げた。
わざと音を立てて何度も何度も愛撫してやる。
卑猥な音と刺激によって曹丕の手の中のものがまた熱を帯びたのが分かる。
唇は下腹部を捉え、またその下へと滑るー。
「んッ…。アッ……!」
幹に滴る精液を舐めとり、亀頭へと唇を這わす。
よりいっそう甘く、熱を帯びた三成の声はそれだけで
快楽の絶頂にある事が分かった。
愛しい恋人。
曹丕はその恋人の内股のきわどい所を唇で強く吸った。
眉根を寄せ少し痛そうな三成の表情。
赤く残った痕は自分だけのものの証。
恋人の証。