24.泣く
「左近、無理だ…!立ってられん。」
木にもたれかけられ片足を左近に持ち上げられている。
普段とは違う角度の挿入に三成は腰がくだけ、崩れかけそうになる。
「しかし殿、この後軍議に出席なさるんでしょう?
横たえて泥で汚れた陣羽織で行く訳にもいかないですよ。
かといって、脱ぐのは嫌だとおっしゃるし…。」
「…っ!当たり前だ。
本来ならこの様な所でこの様な事など…。
あぁ!」
更に腿を高く上げられ、必死でバランスを取る。
すると左近を銜えた部位がきつく締まり、
左近は眉根を寄せる。
「…殿。ちょっときつ過ぎますよ。
これじゃあ動けない。」
「お前がこの様な体勢で挿入するからだ!
あっ…、あ、あぁん。」
きつい体勢で締まったまま無理矢理突いてくる左近のものが
三成の奥まで侵す。
三成は今までと違った所に当たる快感に身をよじり、
止めどなく流れる精液と一緒に、目からは大粒の涙が溢れる。
「左近、左近…。」
切なげに呼ぶ恋人の名前は戦支度の喧噪の中に消えていったー。