6.揺さぶる
閉じかける足を開き挿入する。
腰を揺さぶり何度も何度も。
「左近、もう無理だ…。これ以上は…!」
激しく突かれ、何度達したかも分からない。
身体も寝具も自身の放ったもので随分濡れている。
「あ…、んんっ!」
息継ぐ間もなくまた放つ。
この男は俺に腹上死させるつもりだろうか。
「ずっと殿の事を心配してたんですよ。
なのに殿は曹丕さんと結構仲良くやっていたみたいですね。」
遠呂智の世界に来て、離ればなれで目覚めた時
探したのは互いの姿。
それなのに愛しの恋人は他の男と仲良く過ごしていたのが
気に入らなかったらしい。
肉体的関係が無いと分かっていても
左近にはどうも許せなかったのだ。
いくら鈍感な三成にも先の言葉でそれは分かったらしく
今日は左近が満足するまで左近の名を呼び、求めに応じるしかなさそうだった。
※腹上死…性交中の突然死。